一本の映画を観ました。1971年に初公開された「小さな恋のメロディ」です。改めて観て、当時のくすぐったいような感じを思い出し、満たされました。
パブリックスクールに通うダニエルは、親友のトムと毎日一緒に遊んでいました。ある放課後、教室でバレエの練習をしている女子たちをのぞき見したダニエルは、その中にいたメロディという美少女に一目で心を奪われました。メロディに夢中になったダニエル。そしてダニエルの気持ちに気づいたメロディ。二人は雨の墓地でデートしたりするうちに、いつも一緒にいたいという純粋な思いから、すぐにでも結婚したいと決心しました。でも大人たちはみんな反対です。
子供たちの反乱に翻弄される頭の硬い大人たち。なんでしょうか、とても痛快です。大人になると忘れてしまう純粋に人を好きになることや、単純に物事を楽しむことを、何でもないことのようにやってしまえる主人公とヒロインがまぶしくてたまりません。
子供の頃になんでなんでと思ってたことがこの映画では描かれています。懸命に楽しく生きている子供達が輝いていて、とても素敵です。
この映画を観てつくづくと、子供の頃の時間ってあっという間だけど濃い時間だったんだなとハッとさせられます。今を生きている子供たちに伝えたくなります、君たちは輝いていると。
作者:A
先生