• 公開日
  • 8/12

終戦記念日に思う「平和だからこその説明会」

大妻多摩中学校(更新:2017-08-12)

 もうすぐ72回目の終戦記年日です。過去に「勉強も受験も未来も考えることができなかった悲惨な時代」があったことを忘れないようにしたいです。先日他校のある先生から聞いた話です。修学旅行で沖縄を訪れた際に、生徒たちを前にバスの中でガイドさんから言われたそうです。「あなた達の平和に対する責任は大変重い。なぜなら、あなたたちこそが戦争を体験された人たちから本当の話を直接聞ける最後の世代だからです。」伝えていく責任の重さとともに、これから先、平和を維持していくことの難しさを感じます。
 個人的な話になります。私は西日本で生まれ育ったのですが、母が亡くなったとき、「被爆者手帳」を母が持っていることに気づきました。そういえば、廣島に原爆が落とされた後、誰かの安否を確かめるために市内に入ったような話を幼い頃に聞いたことを思い出しました。父もそうでしたが、自分の戦争体験についてはほとんど語らなかった両親でした。ただ、両親の死を経験した今考えてみれば、自分の知っている人はもちろんですが、知らない人であれ多くの人間の「死」を目の当たりにしたとき、特にそれが悲惨なものであった場合には、その記憶は絶対によみがえらせたくない記憶だったに違いありません。何も語らなかったことも当然と思えるし、興味本位で聞くことは許されなかったと感じます。だから、戦争についてほとんど何も語らなかった母が残したその「被爆者手帳」を見たとき、逆に何か非常に重いものを感じました。手帳は市役所にお返ししたので、この話も私がこのようにして伝えていかない限りは、途絶えてしまうものです。近隣の国際情勢が切迫する状況の中、改めて「戦争はだめ」という声を上げ続ける必要性と大変さを感じます。
 話は変わりますが、8月26日(土)に開催予定の夜の説明会「多摩 la ナイト」ですが、受け付け開始以来これまでのところ、たくさんの予約をいただきました。説明会に先立って15:30~16:45に行う「アカデメイア棟(2015年8月完成の3階建て図書館)利用体験」にも、すでに大勢の予約を受付けております。「アカデメイア」とは、ギリシャの哲学者プラトンが建てた学園で、英語の“academy”の語源です。約900年間続いたアカデメイアでは、時の政治を担うのにふさわしい人物を輩出するために幅広い学問が教えられました。このアカデメイア棟の通称は、生徒達から名前を募って決めたものです。2階全体が吹き抜けのある明るい図書館となっていて、ゆったりと多くの本を楽しめます。また、3階には約200席の「自習室」が、1階には「電子黒板の入った普通教室」や1学年が入れる「集会室」があります。新たな学びが生まれる場所として活用されていますが、受験生の皆さんにも少しだけですが利用体験していただければと思います。書物も落ち着いて読めなかったであろう70年前の悲惨な時代を思うと、このような説明会を行える平和な時代に生きていることに感謝したい気持ちにもなります。ご都合がつくようでしたら、どうぞおいでください。


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